繰り返す膀胱炎(反復性膀胱炎)とは?原因・対策・受診目安を泌尿器科専門医が解説|福岡市・
繰り返す膀胱炎(反復性膀胱炎)とは?原因・対策・受診目安を泌尿器科専門医が解説|福岡市・博多
最終更新日:2026年2月10日
監修: 中川 剛(日本専門医機構 泌尿器科専門医)
博多トラストライズクリニック 理事長
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繰り返す膀胱炎(反復性膀胱炎)とは
膀胱炎は、膀胱に細菌が入り炎症を起こす病気です。特に女性は尿道が短いため、膀胱炎を繰り返しやすい傾向があります。
反復性膀胱炎の目安
- 半年で2回以上
- 1年で3回以上
上記に当てはまる場合は「体質だから」と我慢せず、原因の確認と再発予防まで含めた治療がおすすめです。
繰り返す原因(よくあるパターン)
① 菌が完全に消えていない(治療が不十分)
症状が軽くなると薬を途中でやめてしまい、菌が残って再発することがあります。 特に繰り返す場合は、尿検査・尿培養検査で本当に細菌性かどうか確認することが大切です。
② 生活習慣(脱水・我慢・冷え・便秘など)
- 水分摂取が少ない
- トイレを我慢しがち
- 冷えや疲れが続く
- 便秘がある
③ 性交渉後の再発
性交渉後に膀胱炎を繰り返す方もいます。対策(タイミングや予防)を一緒に考えられます。
④ 更年期以降(女性ホルモン低下)
更年期以降は膀胱や腟周囲の防御力が弱まり、膀胱炎が再発しやすくなることがあります。 必要に応じて選択肢(生活指導/内服/外用)をご提案します。
⑤ 実は膀胱炎ではないケース
何度も「膀胱炎っぽい症状」を繰り返すものの、尿検査で菌が出ない場合、 別の原因(例:炎症性の疾患、結石、癌など)が隠れていることがあります。 「いつもと違う」「薬が効きにくい」場合は早めにご相談ください。
こんな症状があれば受診の目安
- 排尿時の痛み(しみる)
- 頻尿(トイレが近い)
- 残尿感
- 血尿
- 下腹部の違和感
すぐ受診した方がよいサイン(要注意)
- 発熱がある
- 背中(腰)の痛みがある
- 吐き気・寒気がある
- 妊娠中の疑いがある
上記は、腎盂腎炎など重症化の可能性があるため、早めの受診がおすすめです。
市販薬で様子を見てもいい?
軽い症状で一時的に落ち着くこともありますが、繰り返す場合は要注意です。 原因菌の種類や耐性(薬が効きにくい菌)など、検査で確認した方が安心です。
泌尿器科で行う検査・治療
検査
- 尿検査(炎症・血尿の確認)
- 必要に応じて尿培養検査(原因菌の特定)
- 再発が多い場合は追加評価(症状や体質の確認)
- エコーなどで腎、膀胱を評価
治療
- 適切な抗菌薬(必要な場合)
- 再発予防のアドバイス(生活・水分・排尿習慣)
- 体質や状況に応じた選択肢(予防内服、漢方など)
関連症状もあわせてチェック:
▶ 尿もれ(尿失禁)について
再発を減らすためにできる5つのこと
- 水分をしっかり:目安は1日1.5L前後(持病がある方は医師と相談)
- トイレを我慢しない:尿をためすぎない
- 性交渉後は排尿、清潔に洗う:細菌を流しやすくする
- 便秘対策:腸内環境・排便習慣を整える
- 冷え・疲れ対策:睡眠と体温管理を意識
よくある質問(FAQ)
Q. 何日で治りますか?
A. 一般的には数日で症状が軽くなることが多いですが、繰り返す場合は原因確認が重要です。
Q. 受診のタイミングは?
A. 症状がつらい時はもちろん、「何度も再発する」場合は早めの泌尿器科受診がおすすめです。
Q. 男性も膀胱炎になりますか?
A. なりますが、男性は背景に別の要因があることもあるため、泌尿器科での評価が大切です。
Q. 放置するとどうなりますか?
A. 腎盂腎炎などに進むことがあります。発熱や背中の痛みがある場合は早めに受診してください。
福岡市・博多で繰り返す膀胱炎にお悩みならご相談ください
繰り返す膀胱炎は、原因の確認と予防設計で改善できることが多いです。
「またかも…」と感じたら我慢せず、お気軽にご相談ください。
