尿道炎とは?淋菌・クラミジア・マイコプラズマの違い|症状・検査・治療を解説【福岡市の泌尿器科】
尿道炎とは?淋菌・クラミジア・マイコプラズマの違い|症状・検査・治療を解説【福岡市の泌尿器科】
「排尿時にしみる」「尿道から膿が出る」「違和感が続く」――このような症状がある場合、尿道炎の可能性があります。
尿道炎の原因として代表的なのが、淋菌(淋菌感染症)、クラミジア、マイコプラズマです。本記事では、それぞれの違い・症状・検査・治療について、福岡市の泌尿器科医の立場からわかりやすく解説します。
尿道炎とは?
尿道炎とは、尿道に細菌や微生物が感染して炎症を起こす病気です。主に性行為によって感染するため、性感染症(STD)の一つに分類されます。
- 排尿時の痛み
- 尿道のかゆみ・違和感
- 膿や分泌物
- 軽い発熱や倦怠感
原因によって症状の強さや治療法が異なります。
① 淋菌性尿道炎(淋病)
■ 原因
淋菌(Neisseria gonorrhoeae)による感染。
■ 症状の特徴
- 強い排尿痛
- 黄色〜白色の膿が多量に出る
- 症状が比較的急激に出る(感染後2〜7日)
比較的症状が強いのが特徴です。
■ 診断
- 尿検査(PCR検査)
- 尿道分泌物の検査
■ 治療
抗菌薬の注射または内服。近年は耐性菌が増えているため、自己判断での治療は危険です。
② クラミジア性尿道炎
■ 原因
クラミジア・トラコマチス感染。
■ 症状の特徴
- 軽い排尿時違和感
- 透明〜白色の分泌物
- 症状が軽い、または無症状
淋菌より症状が軽いことが多いのが特徴です。
パートナーが陽性で無症状の方が半数ほどいらっしゃいます。
■ 診断
- 尿PCR検査
■ 治療
抗菌薬の内服治療。パートナーの同時治療が重要です。
③ マイコプラズマ性尿道炎
■ 原因
マイコプラズマ・ジェニタリウムなど。
■ 症状の特徴
- 軽い違和感
- 慢性的に続く症状
- 治療しても再発することがある
近年注目されている原因菌で、治りにくいケースもあるのが特徴です。
パートナーが陽性で無症状の方が半数ほどいらっしゃいます。
■ 診断
- 専用PCR検査
■ 治療
耐性菌が問題となっており、抗菌薬を慎重に選択します。
3つの違いまとめ
| 淋菌 | クラミジア | マイコプラズマ | |
|---|---|---|---|
| 症状の強さ | 強い | 比較的軽い | 軽い〜慢性化 |
| 潜伏期間 | 2〜7日 | 1〜3週間 | 1〜3週間 |
| 膿の量 | 多い | 少なめ | 少ない |
| 耐性菌問題 | 多い | 一部あり | 増加傾向 |
放置するとどうなる?
- 前立腺炎
- 精巣上体炎
- 女性では骨盤内炎症性疾患(PID)
- 不妊症の原因
症状が軽くても放置しないことが重要です。
福岡市で尿道炎の検査・治療をご希望の方へ
当院では、尿PCR検査により淋菌・クラミジアの同時検査が可能です。症状やリスクに応じてマイコプラズマ検査も検討します。
「少し違和感があるだけ」「検査だけしたい」という方もご相談ください。
※症状がある場合は医療機関を受診してください。
