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    陰のう水腫の日帰り手術について

    陰嚢水腫について
    陰嚢水腫は、男性の陰嚢(睾丸を包む袋)の中に液体が溜まり、腫れてしまう病気です。

    陰嚢水腫
    通常、陰嚢の中には少量の液体が存在しますが、陰嚢水腫ではこの液体が過剰にたまり、陰嚢が腫れてしまいます。腫れ方は、水風船のように丸く膨らむことが多いです。

    原因:陰嚢水腫には、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

    • 先天性(交通性): 生まれた時からあるもので、精巣が陰嚢へ降りてくる際に、腹膜という膜が一緒に下りてきて、その中に液体が溜まることが原因です。多くの場合は、2~3歳までに自然に治癒します。
    • 後天性: 大人になってから発症するもので、精巣の炎症や外傷などが原因で、陰嚢内の液体の吸収がうまくいかなくなることが原因です。

    症状

    • 陰嚢の腫れ
    • 痛みはほとんどないことが多いですが、大きくなると重だるさを感じる場合があります。

    診断

    陰嚢を触診することで、診断がつくことが多いです。超音波検査を行うことで、液体の量や、他の病気との鑑別が可能です。

    治療

    • 自然経過の観察: 小児の先天性の陰嚢水腫は、多くの場合、自然に治癒するため、経過観察を行うことがあります。
    • 手術: 症状がひどい場合や、自然に治癒しない場合、穿刺を繰り返し行う場合は手術によって過剰な液体を排出したり、液体が溜まる袋を切除したり縫合したりします。

    陰嚢水腫の手術について
    当院では日帰りで手術行っています。
    傷口は小さく、抜糸も必要ないように縫合しています。